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高齢者・家族・介助者を配慮した水まわり工事のすすめ

老人イラスト

日本の人口を占める高齢者の割合が増えてきて、ここ数年の間に「バリアフリー新法」など法整備もされました。それと同時に公共機関や建物・道路・都市公園と、日常生活で利用する施設の生活空間におけるバリアフリー化がされてきました。

しかし、今お住まいの住宅となると、なかなかバリアフリー化は進んでいないのが現状かと思います。健康なうちはなかなか意識がなく、実際に必要となってから考えてはいませんでしょうか?

「水まわりのバリアフリー化を考えているけど、どういった物があるのか判らない」とおっしゃる方も多いかと思います。このページを見たのも良い機会かと思いますので、私達と一緒にここで、考えて見てはいかがでしょうか?

高齢者・家族・介助者を配慮したトイレを考える

トイレを使用するにあたり困っている事として上げられるのが「立ち座りが大変」「便器に長く座っているのが大変」「振り向いて洗浄レバーを使うのが大変」という事かと思いますが、各メーカーもこうした要望に配慮した製品がでています。

「立ち座りが大変」なときには

手すりを取り付ける

トイレの立ち座りをサポートする物として、まずみなさんが思い浮かぶのは手すりではないでしょうか、一般的に手すりの種類としてはI型L型跳ね上げ手すり前方アームレストなどの種類があります。

I型・L型手すり

I型手すり

一般の住宅では比較的普及率の高い物です。I型はペーパーホルダーの少し上の当りに縦方向に取り付ける物で、L型は言葉のとおり縦方向と横方向に取り付ける物です。これにより立ち座り姿勢の安定を図る事ができます。またスペースを広く取れるのが長所かと思います。 また、棚・紙巻器と一体になったものも発売されています。

【ココがポイント!】
  • スペースが広く取れる!
  • 立ち座り姿勢が安定する!

跳ね上げ手すり

はね上げ式手すり

便器への移乗や座位安定のために便器脇に取り付ける物です。便器に対し、I型・L型手すりの取付側と反対の後ろ壁に取り付けます。

跳ね上げ手すりは特に強固な取付下地が必要なので施工の際は十分に注意する必要があります。

【ココがポイント!】
  • 座位が安定する!
  • 跳ね上げれば便器への移乗が楽!

前方アームレスト

前方アームレスト

排せつしやすい前傾姿勢をささえるためのものです。未使用時や介助が必要な場合折りたたむこともできます。

【ココがポイント!】
  • 排せつ時の姿勢が安定!
  • 折りたためるので介助時もジャマにならない!

手すりを取り付ける際の注意

新築時に手すりを取り付ける場合は良いのですが、リフォームなどで手すりを取り付ける場合、手すりの使用性質上、下地を強固に仕込んでおく必要があります。その場合、壁の一部を開口してから下地を組み直す必要がありますので、現地調査等で詳細に調べることが大切です。

また、せっかく手すりを取り付けても狭くて身動きが取れないなんてことになれば身も蓋もありませんので取付スペース(特にトイレ空間の横幅)を確認することが大切です。

補高便座

補高便座 今お使いの便器に取付ることで50・30mm着座高を上げて立ち座りをカバーするものです。ただし、この製品は全ての便器に対応しているわけではないので、取付を検討される場合は今付いている便器のメーカー・機種などを確認する必要があります。またウォシュレットと一体となった製品も発売されています。

ウォシュレット付補高便座

EWCS441-20(50mmタイプ)【TOTO】

トイレリフト

トイレリフト

便座が上下にスライドし立ち座りをラクにするものです。身体状況にあわせて、斜め、垂直の昇降方法が選べるものもあります。

こんな方に向いています

  • おじぎをして立ち上がるような自然な立ち座り動作で上がれる方。
  • 前方へ押し出される感じが立ちやすい方。
  • 立ち上がるとき「高さ」が足りず、前に押し出され不安定な方。
  • 脚が曲げられない方。
  • 頭を前方に傾けることが不安、座位を安定させたまま立ち上がりたい方。

「便器に長く座っているのが大変」なときには

ひじ掛け

ひじ掛け

便器まわりに余分な部材がなく、つまずきなども防止措置として使用できます。またひじ掛けを跳ね上げることができるので、介護のじゃまにならない様になっています。

トイレ用手すり(はね上げ式アームレスト)

EWC263【TOTO】

背もたれ

背もたれ タンクの前に取り付けることができ、排せつする際の座位バランスを安定することができます。ソフトタイプのものや、手すりと一体になっている物があります。

背もたれ(ソフトタイプ)

EWC385C【TOTO】

「振り向いて洗浄レバーを使うのが大変」なときには

リモコン式または自動洗浄機能付き洗浄便座

自動洗浄機能付き便座

リモコン便器洗浄付タイプの洗浄便座を取り付けたり温水洗浄便座一体形便器を取り付ける事によりタンク横のレバーを操作することなく排せつ後の洗浄が可能になります。またおしりを拭くのが大変な方にも向いていてます。毎日お風呂に入れなくとも、おしりを清潔に保つことができるのでおすすめです。

先を見据えたトイレリフォームを考える

実際にトイレのリフォームを考えた場合、将来的に渡って安心して利用できるのが大切です。今、現時点では手すりや介助器具などは必要なくても、この先必要になったときに取り付けることが出来ることが大切です。ただ介助を考えればある程度のトイレスペースが必要になりますので設計段階やリフォームプラン時に確認することが大切です。

  • 便器前方スペースは600mm以上が望ましい。850mm確保すると介助がよりしやすくなります。
  • トイレの扉は便器に対して前方より側方ドアのほうが望ましいです。
  • 便器横のスペースは500mm以上確保すると側面より介助することが可能です。
  • トイレ内の壁材は将来手すりが取付可能なように下地を入れることが大切です。
  • トイレの扉は引き戸の方が車いす利用時にも開け閉めしやすいです。
  • もちろん入口の段差は無い方が良いです。

上記の他にも考慮すべきポイントはありますが、リフォームプラン時には確認しておいた方が良いと思います。

問い合わせ先はTEL075-592-6022まで